今回は自動車研究科3年生のシャシ・ダイナモメータを使用した実習をご紹介します。
第2自動車研究科棟には、なんと1200馬力までパワーチェックできるシャシ・ダイナモメータが設置されており、車両のパワーチェックや走行抵抗を設定しての燃費測定など様々な車両データを測定することができます。早速、基本的な使い方を確認した後、実車測定に入ります。
今回は、スバルBRZを使用し、設定回転数でのアクセル開度による噴射時間、点火時期及び燃費の変化を測定しました。テストコースと違って、負荷を自由に変化させることが出来るので、正確に測定できます。
次は、最大出力の測定です。
実習車のホンダ・スポーツカーNSXを測定!!カタログデータ280馬力のはずがなんと最高出力約295馬力を計測!!まだまだ健在です。
次に各自の車両を持ち込んで、使い方をマスターするために自分で測定!
みんな自分の大切な愛車の出力がどうなっているのか興味津々。思った通りの出力が出ている車、思ったより出力の出ていない車、様々な結果が出て、学生たちも悲喜こもごも、楽しい実習を修了しました。
メンテナンスによってもそれぞれ計測値に差が出るので、普段からしっかりした点検整備を心がけましょう。
本日は、4年生にとって最後の授業となる矢部学校長による経営戦略が行なわれました。
冒頭に「 皆さんは自分の顔に自信を持っていますか?」との問いかけから卒業を間近に控えた4年生に向けての授業がスタートしました。
これから社会に旅立つ4年生が、豊かな人生を歩むために必要な気持ちの持ち方や前向きな姿勢、自分に誇りを持つことの大切さを熱く学生たちへ伝えて下さいました。
そして、「 強く、明るく、元気良く そして 品良く 」 「 人生サインカーブ やまない雨はない。明けない夜はない。 」など矢部学校長自身の人生経験から得たたくさんの金言を激励の言葉として送っていただきました。
まだ、期末試験と一級自動車整備士コースは登録試験に向けての特別講習が残っていますが本日で授業は修了となります。
4年生諸君!本日いただいた言葉を胸に社会に出たら大きく成長し、活躍してくれることを心より願っています。
こんにちは。
自動車研究科4年生の3DーCAD設計製造コースとマネージメントコースが3年生に向け1年間の集大成である「 卒業研究発表会 」を行いました。
全日本学生フォーミュラ大会に向け製作したマシンを題材に、フレーム班、サスペンション班、エンジン班、エアロ班、マネージメント班、コスト班の6グループに分かれ大会終了後にそれぞれの研究テーマを決め創意工夫を凝らしながら取り組んだ成果を発表しました。
3年生は2015全日本学生フォーミュラ大会に向け設計・製作に取り組んでいることもあり、4年生からの発表内容を新しいマシン製作やチーム運営に生かそうと質疑応答では積極的な質問があり、大変有意義なコミュニケーションの場となりました。
4年生は、これから研究成果を論文にまとめ、マシンの設計・製作、全日本学生フォーミュラ大会に向けてのチーム運営など貴重なノウハウを3年生へ資料として引き継ぎます。
3年生は是非ともこの伝統を引き継ぎ今年は「 優勝 」を目標に取り組んでください。
*因みに、4年生が卒業研究で製作した1/5スケールのミニチュアマシンです。エアロの流体解析研究に活用しました。
こんにちは。
本日は、自動車研究科2期卒業生でもある(株)ミック 池田副社長をお招きし、経営戦略の授業を実施しました。
(株)ミック様は、松戸市、柏市、船橋市などで9店舗の「車検のコバック」を展開し、年間約14000台もの車検台数を誇る大手専業店です。
そこで、経営者としての手腕を振るっている池田副社長から、学生時代NATSで過ごした思い出やディーラー整備士の新人時代から自営業を引き継ぎ会社経営を行うに至るまでの様々な経験から得たお話を聞かせていただきました。
学生たちからも、「今後、活動しようとしている目標は何ですか?」など前向きな質問が出て、これから就職活動が本格的に始まる3年生や、いよいよ社会に旅立つ4年生にとって大変充実した時間を過ごさせていただきました。
池田副社長、本日は貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。
日産自動車㈱国内拠点、機能軸関係会社、海外拠点の国内外13拠点から選ばれた代表選手で、NLC(日産教育センター)において5職種(旋盤、フライス盤、溶接、仕上げ、工具研削)の本部大会が行われ
当校卒業生の佐藤 春彦さんが溶接職種で見事、金メダルを獲得!!!
佐藤春彦さんは、自動車整備科15期修了、自動車研究科16期を卒業され、現在日産自動車(株)いわき工場に勤務されています。
一級自動車整備士コースを卒業後、自動車メーカーへ就職し、シリンダ・ブロック製造用金型の分解・組付けや整備を行う業務を通してTIG溶接技術を習得し、今回の技術大会に代表選手として選ばれました。
ご自身からの近況報告も届いているので是非ご覧ください。
NATSでは、一級自動車整備士コースで、自動車整備を学んでいましたが、
今は自動車ではなく、E/Gのシリンダ・ブロック製造用の金型を整備しています。
もちろん自動車とは勝手が違いますが、大いに応用でき、在学中に得たことは大変役立っています。
金型の分解・組付けだけでなく、金型トラブル時の対応は故障探求に似ています。
TIG溶接はというと、そうでもないような気もしますが・・・。
しかしながら自動車製造会社に勤めるにあたり、自動車の知識はあるに越した事ないです。
今回のメダルも含め、このような事に満足する事なく自分を高める為、これからももっとスキルアップしていきたいです。
金メダル獲得、誠におめでとうございます。
これからの更なるご活躍を心より期待しております。