〔問題〕直径63cmのタイヤを4輪に装着した車両で高速道路を走行中、90㎞/hでステアリングホイールの回転方向にほぼ一定レベルの振動が発生しました。タイヤのアンバランスが原因だとすると、1秒間に何回の振動が発生するでしょうか?
以下解説、解答になります。
〔解説〕時速90km/h時に1秒間でタイヤが何回転するか考えます。
1. まず時速を秒速に直します。
90km/h×1000m÷3600秒=25m/s
2. 次にタイヤ1回転で進む距離を計算します。
0.63m×3.14=1.9782m
3. 1秒間で25m進んでいるときにタイヤが何回転したか計算します。
25m/s÷1.9872m=12.58051.…回転
よってタイヤが原因の振動は、1秒間で約12.6回発生します。
〔解答〕
約12.6回
みなさんこんにちは。
本日は、研究科で学ぶ内容の一部を問題形式で紹介したいと思います。
難しいかもしれませんが挑戦してみてください。
〔問題〕 図に示す「重りとばね」に対して次の二つの変更を行った場合、上下方向の固有振動数は変更前の固有振動数の何倍になるでしょうか?

変更内容
1.ばねを、ばね定数が3倍のものと交換した。
2.重りを、質量が0.48倍のものと交換した。
以下解説、解答になります。
〔解説〕 固有振動数はばねの強さと重りの重さによって変わります。
ばねの強さを強くする・・・固有振動数は増える
重りを軽くする・・・・・・固有振動数は増える
この考えを次の計算式に当てはめて考えます。
√ばねの変化/重さの変化
=√3/0.48
=√6.25
=2.5
ということで固有振動数は2.5倍に増えます。
〔解答〕 2.5倍
みなさんこんにちは。
今回は、1級小型自動車整備士の勉強で使用する教科書を紹介したいと思います。

エンジン電子制御装置

この教科書では、電気回路の基礎から始まり、テスタやオシロスコープおよび外部診断機の活用方法、高度整備技術としてセンサ及びアクチュエータの診断、CAN通信等自動車のエンジンに使用されている電子制御装置について学びます。
シャシ電子制御装置

この教科書では、オートマティック・トランスミッション、電動式パワー・ステアリング、アンチロック・ブレーキ・システム、オート・エア・コンディショナ等の電子制御装置の診断や、振動・騒音の発生に伴う故障探求についても学びます。
自動車新技術

この教科書では、近年採用が多くなっている、ハイブリッド車、CNG自動車、筒内噴射式ガソリン・エンジン、コモンレール式高圧燃料噴射システム、CVT、車両安定制御装置、SRSエアバック等の構造、作動について学びます。
総合診断・環境保全・安全管理

この教科書では、整備士の接客に必要な応酬話法、環境保全に対する取り組み、災害防止等について学びます。
1級自動車整備士コースでは、以上の4冊の教科書を主に授業をおこなっていきます。
いずれの教科書も2級自動車整備士の内容がしっかり理解されていることが前提の内容となっていますので、この休校期間中に整備科での2年間の復習をする時間をつくってもらいたいと思っています。
こんにちは。
新学期のスタートが遅れておりますが、現在、校内で進めらえている、80棟実習場照明器具のリニューアルについて、ご紹介いたします。

80棟実習場では、大型車両の実習も可能なため、高所作業車で作業を行います。

LED蛍光灯を取り付けるための、必要な電気工事を行っています。
自動車研究科では、電気工事士の資格にもチャレンジしています。(資格の種類により工事の範囲は限定されています。)
実習場も広いため、蛍光灯の数も・・・・・・

実習場の明るさをアップし、安全作業に貢献できると期待しております。
残りの実習場や教室も順次行っていきますが、皆さんとの再会を心待ちにしながら、この工事を進めて参りたいと思います。
*5月7日始業予定でしたが、5月11日始業に変更になります。
今回コロナウイルス感染拡大を受け、5月10日までの休校が決定されました。進級を大変楽しみにされていたみなさんにとっては大変残念だとは思いますが、1か月後に無事学校が再開できるよう、全員で感染拡大防止へ向け頑張っていきましょう。
学校としても再開後の授業が充実したものになるよう、しっかり準備していきます。みなさんもこの1カ月、2級の復習や1級の予習、自動車に関する自主研究にあてるなど、こんな時だから出来ること、やるべき事を考えて行動してもらいたいと思います。
5月11日、みなさんに会えることを楽しみにしています。