【自動車研究科4年生】 海外研修4日目

本日は、ミュンヘンから出発したオプショナルツアーをご紹介します。

内容はドイツのバイエルン王がかつて居城としていた、リンダーホフ城、ノインシュヴァンシュタイン城を巡るツアーです。

マイナス6℃の気温の中、朝一番にバスに乗り込んだ後、アルプス方面へと向かいます。高速道路の速度無制限区域ではロールスロイスやBMW,メルセデスベンツなどのテストカーが走る姿が見られましたが、速すぎて捕捉できない程の速度でテスト走行しており、日本との自動車開発事情の違いを感じることができました。

そして、まず初めに到着したのが、リンダーホフ城、バイエルン王の居城の中でも最も小さい建造物とのことでしたが、内部は金や宝石の装飾品で飾られており、当時の栄華を物語っていました。

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庭園ではバイエルン王家の紋章のひとつにも使われている白鳥が生息しており、野生のままの姿を間近で見ることができました。

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続いて向かったのは、ノインシュヴァンシュタイン城。

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写真をご覧になって気付いた方も多いかと思いますが、あのシンデレラ城のモデルとなった城であり、要塞や宮殿としての機能は全くなく、王の趣味の為だけに造られたという当時のロマンティック主義を表現した建造物です。現在ではロマンティック街道の終点ともなっております。

麓には隠居となった王の父親が住んでいたホーエンシュヴァンガウ城もあり、こちらは石造りの質実剛健な造りが見て取れました。

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ノインシュヴァンシュタイン城へのアクセスルートはちょっとした登山気分も味わえ、シャトルバスや馬車で登ることもできました。

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無事に山頂へと到着し記念撮影。苦労して登った甲斐もあり、皆一様に景色の雄大さや城の美しさに見惚れ、しばらくの間、無言のままでした。

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内部はやはり王の趣味趣向品がふんだんに集められたこともあり、美しい宝飾品が展示されていたり、晩餐会を行う為の広場など、王の権力の強さを象徴するものが多数見られました。

撮影禁止とのことでお見せできず残念ですが、頂上階から見える雪山や湖といった景色や、麓の街並みはとても美しく、只々言葉を失うばかりでした。

学生諸君も自動車とは少し離れてしまいましたが、当時の文化や生活を垣間見ることができ、知識や見聞が拡がった良いツアーになったのではないでしょうか。

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下山時には少し名残惜しい気持ちもしましたが、普段はなかなかできない経験ということもあって、一様に「また来たい」と言いながら、皆足並みを揃えて無事にホテルへの帰路につきました。