【自動車研究科4年生】 海外研修 7日目

海外研修 7日目

 

今日は、イタリアを代表する2メーカーの視察です。

まずは、ランボルギーニの工場視察に向かいました。

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工場内は撮影禁止の為、お見せすることができません。

視察したのは、ウラカンとアベンタドールの組み立てライン。オートメーション化が進む大手自動車メーカーの組み立てラインとは異なり、少人数かつ手作業で行う作業がとても多い印象でした。

シートや内装等の革製品に至っては、使用する革素材を徹底的にチェックし、目では見えないレベルの傷や穴を見分け、それらの部位を避けながら、必要な分を切り出すという、非常に贅沢で徹底された品質管理がなされていました。

贅沢な生産ライン体制のもと、ウラカンは10台/日、アベンタドールは4.5台/日を生産しているそうです。

さて、ここでちょっと小話。ランボルギーニ社の国別納車台数ランキングの1位から3位はどこでしょう?

答えは・・・1位 アメリカ、2位 日本、3位 イギリスでした!日本って意外とランボルギーニ多いんですね。

工場視察の後は、工場に隣接されているランボルギーニ博物館を視察しました。

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続いて向かったのは、フェラーリ博物館。

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やはりイタリアと言ったら、フェラーリを外す訳には行きません。ここには、フェラーリが製造してきた市販車から競技専用車、F1などが展示されていました。

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ここに展示されている市販車は、一般オーナーの好意で展示している車が多く、時期によって展示内容が異なるとのことでした。博物館に自分の車が展示されてるのって、それだけで自慢できそうですよね。

 

この博物館で1番力が入っているブースといったら、やはりF1でしょう。

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F1参戦したばかりの頃のマシンから、シューマッハ黄金時代のマシンに、ライコネン優勝マシン。そして、シリーズ優勝をわずか1ポイント差で逃してしまったマッサのマシン。

マッサのマシンは、見ているだけで泣けそうです。雨の最終戦でハットトリック(ポールポジション、優勝、ファステストラップ)を決め、マッサがシリーズチャンピオンを獲得したと誰もが思ったその数秒後に・・・、絶不調だったライバルが最終ラップの最終コーナーで1つ順位を上げてフィニッシュするとは・・・。

表彰台の頂点で流したマッサの涙を、F1ファンは忘れられないでしょう。

 

視察した2社の、車への情熱とその取り組みを知り、大手自動車メーカーとは違った考え方に、学生たちも刺激を受けたようでした。

 

8日目は、海外研修最終日として終日自由行動の後、9日目に日本へと帰国します。