みなさんこんにちは
3月20日に実施される1級自動車整備士の国家試験まで残りわずかとなり、4学年1級コースの学生は猛勉強の毎日です。
さて、その学科試験ですが、筆記試験と口述試験の2つの試験があり、本日は口述試験の対策を行っております。
口述試験は試験官をお客様に見立て、故障の問診や点検整備の説明をするのですが、まだ慣れていないため苦戦している学生が多数...
みんな合格目指してがんばれ!!
モータースポーツ科オフシーズンの恒例授業『エンジンチューニング』が行われました。
この授業は学科で、エンジン本体に行うチューニングやチューニングパーツについて、更にはエンジンを制御するコンピュータのチューニングまで、エンジンのパワーアップについて色々と勉強し、その後は実車で体感します。
今回は3車種にそれぞれチューニングするメニューを用意しました。
一台目は名車R32型のスカイラインGT-Rを用意しました。
まずはクルマのメンテナンスから。当然チューニングの後は試乗を行うので、オイル交換や足回りチェック、そしてブレーキのエア抜きなども行います。
パワーアップメニューとしてはブースト圧を制御しているPCMバルブという部品を細工してターボのブーストアップ!!もちろんコンピューターのセッティングも合わなくなるので、チューニングロムが入ったコンピューターに交換します。
そして2台目はスターレット
こちらの車両にはサブコンと言われる、トラスト社製の『E-MANAGE』を装着し、ノーマルコンピュータ+αのセッティングをする事で、比較的簡単にコンピューターチューンが出来ます。A/F計(空燃比計)と言われる装置も装着し、燃料と空気の割合を見ながらシャシダイでセットアップ方法を確認し、パワーチェックも行いました。
3台目はVitzを使用してのフルコンチューニングを行いました。
今回はなんとチューニングパーツメーカーHKS様とチューニング雑誌Option様とのコラボレーション企画で、新型の『F-CON Vpro Ver4.0』と言うフルコンについて学びました。実際にHKS様に訪問し、Vproの仕組みから取付け方法を講義していただき、学校ではセッティングのプログラム内容を説明してもらいました。シャシダイでパワーチェックしながら更にセッティングを進め、パワー的にはなんと約20馬力もアップする結果になりました。
実際に体感するメニューとして、ノーマル状態・セットを変更しての試乗をそれぞれスターレット・GT-Rで行い、Vitzは同じエンジンを搭載をしていると言うことで、チューニングした新型とノーマルの旧型をそれぞれ試乗しパワーアップを体感しました。またトヨタのハイパワーエンジンも体感するのに海老原先生のアリストにも同乗してもらい、日産のRB26とトヨタの2JZをそれぞれ体感してもらったりしました。
学生達も、楽しみながらパワーアップをそれぞれ体感しておりチューニングというものに興味が沸いておりました。
今回のコンピューターセッティングの内容は、2/26発売『Option 4月号』に掲載予定ですので、是非チェックして下さい!!
いよいよ研修旅行も最後の1日となりました。
本日は、みんなが今回の旅行で一番楽しみにしていたあの
「軍艦島」
産業革命遺産の要素が色濃く詰まっている、人々を魅了して止まないこの島のツアーは大変人気で、2か月待ちの時もあるそうです。
天候が心配でしたが、なんとか出航できるというので...
意気揚々と船に乗り込み「軍艦島」に向かいます。
約30分のクルーズでついに...見えてきました!!
しかし...
なんと...
......
波が高くて島に近づけないとのこと...
上陸が中止となりました...
その代わり島の周辺で停留しガイドを聞いていたのですが
...とにかく揺れる...
雨と揺れに、耐えて耐えてのクルーズになり、説明を聞く余裕のない人も多数いました。
ただ、実際に島を目にすることはできましたし、造船所も間近に見ることができ、結果的には良い思い出になったと思ってます!!
今回は初日から天気の心配はありましたが、学生の表情をみると当初の目的は充分達成でき、充実した研修旅行になったことは伺えました。
楽しかった旅行も終わり、あとは卒業に向けて「論文」をしっかり頑張るだけですね!!