先週のEV-GPに続き、D1-GPもいよいよ最終戦…。
少し肌寒い季節となった10月23日(金)~25日(日)に東京お台場、船の科学館駅前特設会場にて行われました。
大阪舞洲大会にてクラッシュしてしまったNATS V86は、スポンサー様のご協力があり、なんとか形になりましたが、予選日の練習走行でチェック走行から行うことになりました。

練習走行1本目が終わり、続く2本目の練習走行へ向けてセットを変更。練習走行をスタートすると重大トラブルが発生!!なんとV86の心臓でもあるシボレー製のV8『LS7』が悲鳴を上げてしまい万事休す…。
残念ながら予選を走ることなくリタイアとなってしまい、今シーズンのD1グランプリは終了となってしまいました。
がしかし、この最終戦前に長年『MAX ORIDO D1 PROJECT with NATS』として参戦してきた『織戸 学』選手がD1を引退すると宣言。
日曜日には引退セレモニーも行われる事になっており、現在の86用サスペンションもご協力いただくRS★R様が急遽車両を手配してくれ、日曜日のエキシビジョンマッチを迎えました。

なんとお借りした車両は2005年に審査員から選手へとなり、D1にシリーズ参戦したRS★Rスープラです。

軽くチェック走行するも、乗りなれた車両という事もあってか、いきなり迫力満点な走行を披露しました。
V86で引退を迎えられず、悔しい気持ちの反面、2005年のD1スタート車両で2015年の引退セレモニーを走るというドラマティックな展開となりました。
引退セレモニーでは、織戸選手とこれからのD1を担う4選手と追走を行い、更には次年度のシード選手8名との団体ドリフト走行を披露し『LAST RUN』として、引退を迎えることとなりました。

大勢のお客様はもちろん、スポンサー様やエントラント関係者が見守る中、織戸選手もD1に携わってきた歴史を改めて振り返りながらの挨拶となりました。

2009年より今シーズンまでの7年間、TeamNATSとしてD1グランプリにてご協力いただいたスポンサー様や各選手の皆様、またエントラントの皆様、本当に有難うございました。
また毎戦毎戦、非常に多くのお客様をよりご声援をいただき、本当に有難うございました。
これからも織戸選手と共に、モータースポーツ業界を活性化出来るよう、NATSとしてもチャレンジしていきますので、末永く応援の程よろしくお願いします!!
9月26日(土)に富士スピードウェイにてF4東日本シリーズの第5戦が行われました。早いもので、あっという間に今回で最終戦です!
今回は金曜日にフリー走行があったものの、たった2本でそれもウエットコンディション! 各車セットアップもままならない状態で本番を迎えることとなってしまいました。

土曜日の午前中に行われた公式予選は、前日の雨が残りハーフウエットの路面状況でスタート・・・ 中盤まではトップタイムをマークしていた72号車でしたが、どんどん路面が乾いていくとセッティングが合わずタイムが伸び悩みます。
そんな中でも、今季最高となる2番グリッドを獲得!

そのまま、路面は乾き、決勝はドライコンディションでのレースとなりました。

2番グリッドからスタートの72号車は1周目からトップの選手に迫り、ついに2周目のダンロップコーナーでアウト側からパスすると、一気に引き離しにかかります。

後半はペースが上がらず再び追いつかれてしまう一面もありましたが、そのままトップを死守しゴール!念願の今季初優勝となりました。

2013年から参戦を開始したNATSオリジナルF4『NATS001』も徐々に進化を遂げ、ついにドライコンディションでも優勝することができました!!

次の目標は『日本一』です。12月6日に鈴鹿サーキットで行われる日本一決定戦でも優勝できるよう、引き続き開発を進めていきたいと思います。

皆さん、応援ありがとうございました!!