カテゴリー別アーカイブ: 授業

【モータースポーツ科】体感授業サスセッティング!!

モータースポーツ科レースオフシーズンの恒例授業でもある『サスペンションセッティング』をNATSサーキットにて行いました。

これは一年間メカニックとして、様々な条件の中で、足回りのセッティング変更をしてきた学生達が、自らドライバーとなり体感する授業として行っています。
IMG_1882 IMG_1884まずは車高とショックの減衰力をベースセットにした車両各2台を試乗し、基本セットでのクルマの挙動を確認します。

全員が乗り終わった所で、それぞれセット変更していきます。
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ショックの減衰力をSOFT・HARDと前後調整します。

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こちらは車高をUP・DOWNと変更します。

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そして変更後にまた試乗をしてセッティングの違いからクルマの挙動がどう変わったかを体感します。

セッティングによりロールやピッチングの違い、コーナリング中のタイヤに掛かる荷重でのタイヤグリップ力の違いなど、各個人でそれぞれ体感出来たようでした。

改めて足回りセッティングの重要性を認識する良い機会となりました。

これからもこの経験を活かして、モータースポーツライフを楽しんでもらいたいです。

【モータースポーツ科】 E/Gチューニングの授業!

早いもので卒業まであと1ヶ月ほどですが。

モータースポーツ科では、学校の中にある設備を使い、実際に自分たちが運転し、車のセッティングを変えて、どのような変化が起こるのか実感する授業がいくつかあります!

その中で今回は、、、

E/Gチューニング!

実習車は「32GT-R」と「NCP13 Vitz」の2台です。

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32GT-R班は、純正コンピューターをチューニングデータの入ったコンピューターに変更!更にマル秘チューンでブーストアップ!

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Vitz班は、サブコンを使い実際に自分達でセッティングを変えてパワーチェック!

どちらも大幅な変化に学生達は感動していました!

来週は毎年学生に人気のサスペンションセッティングの授業です。

まだまだ楽しい授業は残っています!

 

モータースポーツ科 モノづくりの授業 その1

モータースポーツ科ではレース活動以外に、モノづくりに力を入れています。
その集大成として、NATSオリジナルのF4「NATS001」を製作し、現在もその車両でF4レースに参戦していることはご存知の方も多いと思いますが・・・

今回も学生のモノづくりに対する知識・技術アップのために、工作機械の使い方や溶接機の使用についての授業を行っています。

 

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こちらは旋盤。
サスペンションアームに使用する部品を製作します。
まずは、材料の切り出しからスタートし、面だしや穴あけ、そして次第に複雑な形へとステップアップ。

 

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そして、こちらは溶接。
TIG溶接機を使用してのアルミやスチール、ステンレスといった様々な材質の溶接に挑戦です。

これができるようになれば、様々な部品が自分で作れてしまいます!!
『欲しいものは作る』
これがモータースポーツ科の精神です。
モノづくりの技術を駆使して、どんどんレーシングカーのポテンシャルアップを図っていきたいと思います!!

サスペンションセッティング!!

先日ツーリングカーを使用して、サスペンションセッティングの授業を行いました。
車高の高さやショックアブソーバーの減衰力を調整し、走行性能がどのように変化するかを体感します。
IMG_8094 IMG_8140まずは学生全員が、各車両の状態を確認する為、走行チェックを行います。

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ピットではラップタイムの計測を行い、各ドライバーのタイムを計測しながらサインボードの掲示も行います。

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全員乗った後にセットを変更します。車高を調整するグループ、減衰を調整するグループとそれぞれ変更を行いました。

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そしてセット変更が終了したら、また学生全員が試乗します。車高の違いからロール量の変化や、減衰に対してタイヤの路面の追従性など、難しい所もありましたが、それぞれ変化を体験できました。

レースでは当たり前のように行うサスペンションセッティング。改めて自分達で変化の違いを感じ取り、走行状況に合わせたセッティング方法を理解出来たようです。

エンジンチューニングの授業を行いました!!

モータースポーツ科オフシーズンの恒例授業『エンジンチューニング』が行われました。

この授業は学科で、エンジン本体に行うチューニングやチューニングパーツについて、更にはエンジンを制御するコンピュータのチューニングまで、エンジンのパワーアップについて色々と勉強し、その後は実車で体感します。

今回は3車種にそれぞれチューニングするメニューを用意しました。

一台目は名車R32型のスカイラインGT-Rを用意しました。
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まずはクルマのメンテナンスから。当然チューニングの後は試乗を行うので、オイル交換や足回りチェック、そしてブレーキのエア抜きなども行います。
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パワーアップメニューとしてはブースト圧を制御しているPCMバルブという部品を細工してターボのブーストアップ!!もちろんコンピューターのセッティングも合わなくなるので、チューニングロムが入ったコンピューターに交換します。

そして2台目はスターレット
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こちらの車両にはサブコンと言われる、トラスト社製の『E-MANAGE』を装着し、ノーマルコンピュータ+αのセッティングをする事で、比較的簡単にコンピューターチューンが出来ます。A/F計(空燃比計)と言われる装置も装着し、燃料と空気の割合を見ながらシャシダイでセットアップ方法を確認し、パワーチェックも行いました。

3台目はVitzを使用してのフルコンチューニングを行いました。
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今回はなんとチューニングパーツメーカーHKS様とチューニング雑誌Option様とのコラボレーション企画で、新型の『F-CON Vpro Ver4.0』と言うフルコンについて学びました。実際にHKS様に訪問し、Vproの仕組みから取付け方法を講義していただき、学校ではセッティングのプログラム内容を説明してもらいました。シャシダイでパワーチェックしながら更にセッティングを進め、パワー的にはなんと約20馬力もアップする結果になりました。

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実際に体感するメニューとして、ノーマル状態・セットを変更しての試乗をそれぞれスターレット・GT-Rで行い、Vitzは同じエンジンを搭載をしていると言うことで、チューニングした新型とノーマルの旧型をそれぞれ試乗しパワーアップを体感しました。またトヨタのハイパワーエンジンも体感するのに海老原先生のアリストにも同乗してもらい、日産のRB26とトヨタの2JZをそれぞれ体感してもらったりしました。

学生達も、楽しみながらパワーアップをそれぞれ体感しておりチューニングというものに興味が沸いておりました。

今回のコンピューターセッティングの内容は、2/26発売『Option 4月号』に掲載予定ですので、是非チェックして下さい!!