モータースポーツ科レースオフシーズンの恒例授業でもある『サスペンションセッティング』をNATSサーキットにて行いました。
これは一年間メカニックとして、様々な条件の中で、足回りのセッティング変更をしてきた学生達が、自らドライバーとなり体感する授業として行っています。
まずは車高とショックの減衰力をベースセットにした車両各2台を試乗し、基本セットでのクルマの挙動を確認します。
全員が乗り終わった所で、それぞれセット変更していきます。
ショックの減衰力をSOFT・HARDと前後調整します。
こちらは車高をUP・DOWNと変更します。
そして変更後にまた試乗をしてセッティングの違いからクルマの挙動がどう変わったかを体感します。
セッティングによりロールやピッチングの違い、コーナリング中のタイヤに掛かる荷重でのタイヤグリップ力の違いなど、各個人でそれぞれ体感出来たようでした。
改めて足回りセッティングの重要性を認識する良い機会となりました。
これからもこの経験を活かして、モータースポーツライフを楽しんでもらいたいです。
早いもので卒業まであと1ヶ月ほどですが。
モータースポーツ科では、学校の中にある設備を使い、実際に自分たちが運転し、車のセッティングを変えて、どのような変化が起こるのか実感する授業がいくつかあります!
その中で今回は、、、
E/Gチューニング!
実習車は「32GT-R」と「NCP13 Vitz」の2台です。
32GT-R班は、純正コンピューターをチューニングデータの入ったコンピューターに変更!更にマル秘チューンでブーストアップ!
Vitz班は、サブコンを使い実際に自分達でセッティングを変えてパワーチェック!
どちらも大幅な変化に学生達は感動していました!
来週は毎年学生に人気のサスペンションセッティングの授業です。
まだまだ楽しい授業は残っています!
モータースポーツ科ではレース活動以外に、モノづくりに力を入れています。
その集大成として、NATSオリジナルのF4「NATS001」を製作し、現在もその車両でF4レースに参戦していることはご存知の方も多いと思いますが・・・
今回も学生のモノづくりに対する知識・技術アップのために、工作機械の使い方や溶接機の使用についての授業を行っています。
こちらは旋盤。
サスペンションアームに使用する部品を製作します。
まずは、材料の切り出しからスタートし、面だしや穴あけ、そして次第に複雑な形へとステップアップ。
そして、こちらは溶接。
TIG溶接機を使用してのアルミやスチール、ステンレスといった様々な材質の溶接に挑戦です。
これができるようになれば、様々な部品が自分で作れてしまいます!!
『欲しいものは作る』
これがモータースポーツ科の精神です。
モノづくりの技術を駆使して、どんどんレーシングカーのポテンシャルアップを図っていきたいと思います!!