全日本学生フォーミュラ大会最終結果

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全日本学生フォーミュラ大会も本日が最終日。

我々「Formula Factory NATS」は、先日のオートクロスで11位に入ったため、最終競技のエンディランスは最終日の出走となりました。

前日まで昨年を上回る成績を残しているとあって気合十分。

ところが、予期せぬトラブル(燃料系統)が発生し、出走時間に間に合わないという痛恨のペナルティを受けることに。

しかし、的確に故障箇所を修理し、順番を繰り下げて出走し、また、ドライバーもコースを果敢に攻め、みごと完走を果たしました。

エンディランスの結果は、13位

同時に行われた燃費競技は16位という成績で、昨年に引き続き全種目完走を達成!!

第12回全日本学生フォーミュラ大会の総合成績はエントリー96チーム中9位!3年連続ベスト10以内を獲得です。

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表彰式では、全種目完走チームとして「日本自動車工業会会長賞」に表彰されました。

学生たちも、長かった1年間の車両製作と5日間の競技を終え、きっと大きく成長できた確信しています。

これからはこの経験を生かし卒業論文の制作と3年生への引継ぎをしっかり行ってください。

最後に、応援をいただいた皆様、ご支援・ご協力下さったスポンサー企業様、大会を支えていただいた大会関係者の皆様に御礼申し上げます。

 

2年ドライビングトレーニング その2

その1に引き続き2年ドライビングトレーニングの紹介です。

その1で危険回避、狭所方向転換、車庫入れの様子をお伝えしました。次に紹介するのは積載車の取扱方法です。

お客様の車の回送や動かなくなってしまった車を運搬するのに必要不可欠な車両です。トレーニングの設定は不動車を積載車上に引き上げ固定した後工場まで運搬するという設定です。

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まずウィンチで車両を引き上げます。その後後方より車を固定し、荷台を上げて完了です。

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続いて、片滑り路面でのブレーキング体験です。ここでは、ABSの装備されている車とされていない車の動きの違いを体験させます。

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一目瞭然、ABS付の車はスピン状態に陥ることもなく安定して停車することが出来ました。一般道路でこのような状態にならないように先の状況を読んだ運転をしてもらいたいですね。

最後に自動車の最新技術である追突防止機能、誤発進防止機能の体験です。障害物へブレーキを踏まずに向かっていくのは恐怖を感じますが、学生たちは頑張りました。

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この驚いた表情が物語っています。(写真では分かりづらいかもしれませんが・・・)

誤発進防止機能の体験では輪止がないので停止状態を維持できませんが、アクセルをいっぱいに踏んでも車はゆっくりとしか発進しませんでした。こうして、車の最新技術の体験をはじめ、各種カリキュラムで2年生のドライビングトレーニングを実施しています。

このような体験が出来るのもテストコースがあるおかげです。学生の皆さん、今回の体験を忘れることなく、これからの仕事や車の運転に活かしてくださいね!

2年ドライビングトレーニング その1

本校独自のカリキュラムにテストコースを利用したドライビングトレーニングがあります。1年次はプロのドライバーを招き、基本的な運転姿勢ブレーキの操作方法などを通学で使用している自分の車で体験をしました。

2年次では乗り慣れない車での車両感覚、積載車への積み降ろしなど教員が考えたメニューでトレーニングを行っています。今回はその様子をお伝えします。

まずは危険回避です。2台の車両を使用し時速30km、40kmで走行し、点灯したシグナルと反対側へ避けるという物です。

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実際に車内から見るとこのように見えます。

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時速30kmでは余裕で避けることが出来ますが、40kmに車速を上げると避けることが難しくなります。10kmの差は大きいですね。しかし、学生たちはしっかりと対応し全員がクリアすることが出来ました。

続いて、狭所方向転換です。車の全長プラス前後1mほどに設定されたスペースへ前進で進入し、方向転換後前進で出るというメニューです。実際はこのような感じです。

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車両の感覚をいかに早くつかみ、どう動かすかをよく考えないとこの狭い中での方向転換は難しいようです。学生たちも苦労していました。

同じようなメニューですが、指定されたスペースへの車庫入れの練習です。車の幅とほぼ同じくらいのスペースへバックで駐車します。サイドミラーからの情報で距離をつかみ動かしますがこれもかなり苦労していました。

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慣れない車の車両感覚をつかむのはなかなか難しいですね。

残りのメニューの様子はまた後ほどご紹介します。お楽しみに!

全日本学生フォーミュラ大会中間報告

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こんにちは。

全日本学生フォーミュラ大会3日目。

会場となっている小笠山総合運動公園は時折雨のちらつく中、「Formula Factory NATS」 は、今日も元気に大会を迎えています!

大会は静的審査と動的審査の一部の競技が終了し、結果発表がありましたのでご報告します。

『静的審査』

コスト審査    11位 (昨年16位)

デザイン審査  39位 (昨年29位)

プレゼンゼンテーション審査 16位 (昨年18位)

『動的審査』

アクセラレーション 6位 (昨年7位)

スキッドパット    4位 (昨年14位)

オートクロス    11位 (昨年19位)

現在まで、全体的に昨年を上回る成績を達成してます。

最終種目、大会のメインイベントであるエンディランス(耐久 + 燃費競技)は、6日(土曜日)10番目の出走予定となっています。

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最終競技へ向けてセットアップと各部の点検を、気を引き締めながら全力で頑張っています!

皆さん、引き続き応援宜しくお願いいたします!!

 

シャシ実習 クラッチオーバーホール編 1

皆さんこんにちは。

夏休みも終わり授業が本格的に始まりました。

本日は、1年生のシャシ実習の様子をお伝えします。

今回はロードスターを使用しクラッチのオーバーホールを行います。

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まず、現車からトランスミッションを取り外すためにそれの障害となる部品の取り外し作業からになります。

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各班共に班員同士協力し作業を進めますが、「狭い~!」「見えない~!」と悪戦苦闘・・・。                             車の上下どこから作業すれば一番早く確実に作業が出来るか自分たちで考えながらの作業になります。

様々な手順を踏んだ後、スタータモーターが出てきました。ところが・・・

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モーターが引っかかって出てきません。ここでも悪戦苦闘の末スタータが出てきました。

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とても良い表情ですね。

この後も色々な作業がまだまだ続きます。頑張れ1年生!!