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理事長メッセージ

夢は大きく 根は深く 志高く

 日本自動車大学校は「自動車産業に関する専門教育を通して青少年の人材化を図る」ことを建学の精神に掲げ、企業幹部人材の育成、高度な技術力の養成、自動車整備教育水準の向上を教育理念とし、1989年(平成元年)に開校しました。翌90年には我が国初の4年制・自動車経営科(現、自動車研究科)をスタートさせ、環境問題や新技術・新機構への対応と経営感覚や販売力を兼ね備えた人材づくりに努め、さらに様々なニーズに対応するためカスタマイズ科、モータースポーツ科の設置を経て、現在の教育体系が形成されました。また開校当初より、人間教育に情熱を注ぎ、『健康・実践・向上』を校訓とし、高度な技術を育成する場として、施設・設備やカリキュラム、講師陣といった教育環境の充実を図ってきました。

 その証として、現場・現物・現実主義をコンセプトに、テストコースをフル活用した実習では、自動車整備科の2年間で確実な整備力を身に付け、卒業後には企業内技術大会において国内にとどまらず世界大会においても活躍する人材を輩出しています。上級課程のカスタマイズ科では、学生製作の車両を出展する先駆けとなった東京オートサロンにおいて、初出展から今年で24年の歴史を刻み、頂点であるグランプリをはじめ数々の輝かしい賞をコーチビルダーとして受賞し、モータースポーツ科では、マシン製作からレースマネージメントまでを学び、NATSレーシングチームとしてプロのレーシングチームを相手に数々の優勝に輝き、また自動車研究科が2010年より参戦を続けている全日本学生フォーミュラ大会においては、これまでに総合5位(2017年大会:98チームがエントリー)という輝かしい成績を収め、成績上位校の常連として活躍しています。これら卒業生たちが残した功績は、まさにNATSという教育環境で学ぶことの意義を表しています。

 2020年夏の東京オリンピック・パラリンピックでは、自動運転やビッグデータ解析の技術などを用いた車両が、競技の行われる会場内や会場間の道路、選手村等で活躍し、大都市の激しい交通渋滞や自動車から吐き出される温室効果ガス、高齢で運転ができない等の様々な問題を解決する次世代交通システムとして、このオリンピックを足掛かりに、今後急速な普及が予想されています。そうした自動車を取り巻く環境は格段にそのレベルを上げ、最新技術に対応できる人材の必要性はさらに高まっています。

 “クルマが好き”という気持ちを持ち続けると同時に、ますます高度化する技術に見合った勉学に励み、努力をし、高みを目指してください。NATSはこれからも魅力ある人材育成に情熱を注ぎ、10年20年後の未来を見据えた最高の教育環境を整えていきます。

日本自動車大学校 理事長・学校長